ヘッドフォン祭miniでDITA Navigatorを試聴しました

2023年7月15日(土) 夏のヘッドフォン祭 mini 2023に行ってきました。ポタフェス関連のTwitterでDITA Navigatorの評判が良さげでしたので、聴いてみたくなりましたので。


会場のステーションコンファレンス東京には初めて来ましたが、割と普通の貸会議室といった感じで、今回は1フロアにまとまっていたので中野サンプラザと違ってブースの行き来は楽でした。


ドングルDACとしては大きめのようですが、この手のものを使ったことのない私にはむしろ小さく感じました。LED、インジケータ、スイッチなど一切なく、側面に特徴的なメッシュ状のボリュームボタンがあるだけのシンプルな外観です。無骨なプロダクトデザインがカッコ良いですね。DITAのパッケージやプロダクトのデザインはセンスが良くて私は大好きです。


スペックは

デュアルES9219 DAC、デュアルFPGA独立水晶発振器クロック搭載、最大出力340mW、3.5mm/4.4mmプラグ対応

とのことです。


DITAのイヤホンは若干鳴らしづらいのですが、問題なく駆動できそうな出力がありますね。


iPhoneにLightning-USBケーブルで接続して、イヤホンはDITA Dream XLSでの試聴の感想です。

第一印象は「輪郭の太いパワフルでウォーム傾向の音質」です。高出力で音に余裕を感じます。高出力機はノイズが気にところですが、Dream XLSではノイズは聴こえませんでした。

次に「立体感と透明感があって背景が黒く締まっていて音が滑らか」ですね。音が程よく響く感じが気持ちいいです。響くといっても反響や残響ではなく、例えば「照明の落ちた広いコンサートホールで、音がホールの壁で反響せずに壁を超えてどこまでも染み渡るようにスーっと広がってやがて消えていくような感じ」でしょうか。

音の階調表現が滑らかで自然なのですが、逆を言うと「音の輪郭のシャープさ・カリカリした高解像感はあまり感じません」。この辺は好みが分かれると思います。

低音が深くしっかりめに鳴ります。若干低音のおとなしいDITA Dream XLSだと良い塩梅に低音が元気になってロック・ポップス・Funk・Danceなどのジャンルはかなり楽しく聴けました。好みにもよりますが低音過多に感じる方がいるかもしれません。


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実はあまり期待はしていなかったのですが…「想定以上の私好みの音質」でビックリいたしました(笑)。「もう10万円程度のDAPはいらない」と思えるほどです。ドングルDACの進化はすごいですね。

追伸:購入しました

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